Welcome to Atelier On the Cajon
アトリエ・オン・ザ・カホン へようこそ
-まずはハンドメイドのシェイカーから-
「粗製乱造」と「吟味謹製」の狭間で規模は超零細。大掛かりな設備もなく、カホン(失敗した試作品)の上で地味に製作を行っています。これが、「Atelier On the Cajon」の由来です。
そんな手作業の足跡を残してゆくことにしました。画像が中心となりますが、お立ち寄りください。
「いったい何を作っているんだろう?」そんな疑問を、URLから抱かれるかもしれません。正直自分でも、この先何を作るのか分かりません。分かっていることは、「手仕事が好き」ということです。
-木材-
現在、木製シェーカーを中心に制作しています。使用している木材のほとんどは、ホームセンターや素材屋さんでも手に入るものです。しかし、悲しいことか、主張のある木目に惹かれます。
「木に作らされている」
そんな気持ちになることもよくあります。木目が奇麗でついつい買ってしまったものの、ものすごく加工しにくい木目だったり、外観では分からないクラックが出来ていて使えない材だったりすることもありました。
奇麗な木目はギターやベースだけのものではないと思います。
木の質感をなるべく残したいので、仕上げはクリアラッカーまたは、オイルフィニッシュを施しています。
-バランス-
最終的な試作ロットともいえるシェイカーを演奏家の方に試奏していただいたとき、なぜか「音大きいね」という反響が自分には衝撃でした。Bossa Novaで自分で使いたいと思っていたので、音量ははっきり言って意識していませんでした。それよりも、サラサラとしたちょっと小洒落た音を目指していたのですから。これが試行錯誤の入り口でした。
小さなボディでも音量は重要だと思います。耳障りな帯域を抑え込もうとすると、同時に音量が小さくなってしまい、これが最小限で抑えられるよう試行錯誤の繰り
多くの方に気に入っていただけるよう、大きすぎないサイズ感を心掛けています。手の小さな方でも振りやすく、重すぎない重量感。体から離れたポジションでも振りやすく。そして、周囲に埋もれることなく存在感のある音色。この調和を目指しています。
《パーカッションは雑音楽器?》
単独ではノイズでも、周囲の音と融合することによって、彩やアクセントとなります。コンサートホール,ライブハウス,スタジオ。「演奏する環境・楽器構成によっても欲しい音色が変わってくる」そう考えています。
「不要な音は一つもないし、
奇麗だけな音では残らない」
「ステージ上でのポジション、
マイキングで求められる音量が変わる」
実際に演奏家から頂いた貴重なお言葉。打楽器の奥深さを思い知らされますが、妙に納得するお言葉。